
体脂肪計の信憑性は高いのか?
「市販の体重計で測定する体脂肪率は毎日数値が不安定です。どのように測定すれば正しい体脂肪率を測定できるのか教えて下さい。」
✅本記事のテーマ
体脂肪計の信憑性は低く、曖昧な数値です。
・②数値が不安定な理由
・③体脂肪の増減を一番正しく把握する方法
・④体重計で一番意識する数字
✅記事の信頼性
本記事はNSCA認定パーソナルトレーナー、ダイエットプロフェッショナルアドバイザーの資格を保持したトレーナーが書いております。
✅この記事を読むメリット
毎日、体重計で測定する数値が不安定でモチベーションが下がったことはありませんか?この記事はそういった方のダイエットの手助けになればと考えております。
市販の体脂肪計を正しく理解することで、ダイエットに対する意識の向上とボディメイクまでの過程を正しく把握しましょう。

市販の体脂肪計は「生体インピーダンス法」という電気伝導性の差異を利用して、身体構成を予測する測定方法です。
要するに、身体に微弱な電流を流しその電気抵抗によって、脂肪量と筋肉量を算出しそこから体脂肪率をだしてます。
筋肉は電気が通りやすく脂肪は電気が通りにくいのです。水分が多ければ電気が通りやすい、すなわち筋肉が多ければ電気が通りやすく体脂肪率が下がり、筋肉量が多くなるということです。

①でも述べた通り、水分が多ければ電気が通りやすいということは…
上記などのことからインピーダンス法では数字がよくなってしまい、誤差が非常に大きく生じてしまいます。

一番正確なのは、専門機関で実施するいくつかの測定法ですが、費用が高額です。しかも、体脂肪率を正確に測れるとはかぎりません。費用のかからない方法で体脂肪の推移を追いたいのなら、手軽な割にそこそこ正確なので、皮下脂肪厚法がベストな妥協点といえるでしょう。
当ジムではカウンセリング時に毎回、専用の測定器で計測しております。前回と比べて何㎝体脂肪が減ったかは体重減と同じくらい大切です。

結論、どこの体重計でも基準として設けられるのは体重です。筋肉量が多くなると体重も重くなってしまうので必ずしも体重が重いことが悪ではないし、体重が減らないことも悪ではありません。
上記のことから、体重を参考にして痩せたか判断するのはあまりオススメできません。しかし、減量中というのは脂肪が減り筋肉は維持、または若干減ることが多いので体重が増えることはなかなかありません。
減量中というのはローカロリーで摂取カロリーが少ない為、体重は必然と減るはずです。やはり痩せていることを確かめる1番の指標は体重ということです。より正確に測定するには同じ時間、起床時などに測定することをオススメします。
起床時をオススメする理由は、睡眠中の水分の排出なども朝の体重に影響を与えるため、睡眠の質が悪いと体重は減りにくくなります。睡眠の質がどうなのか知る事にも繋がるということです。
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