糖質制限ダイエットの正しい知識とは?
■糖質制限ダイエット(ケトジェニックダイエット)が痩せる理由
ケトジェニックダイエットではケトン体の代謝がポイントとなります。 ケトン体とは、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称で、これらはいずれも脂肪酸やアミノ酸の代謝物であり、肝臓で産生されます。 簡単にいうと、糖質を制限することによりケトン体の産生が高まり、糖質から脂質をエネルギー源に切り替えるダイエット方法です。
■ケトジェニックダイエットの方法
1、糖質の摂取量を1日30g以下に抑える。
2、摂取カロリーのバランスは脂質70%、たんぱく質25%、糖質5%以下。
3、摂取カロリーは過度に制限する必要はありません。(女性1600~1800kcal/男性2000~2200kcal)
【解説】
1、糖質の摂取量を1日30g以下に抑える。
糖質は1回の食事で5~10g以下に抑えてください。ケトジェニックダイエットでは、前述のようにエネルギー源を糖質から脂質に切り替えるダイエット方法になりますので、それ以上摂取するとケトン体質になりにくく減量スピードが遅くなってしまいます。
なぜ30gなのか?
糖質0が好ましいケトジェニックダイエットですが、ポン酢、醤油などにも少し糖質は含まれます。(醤油大さじ1杯あたり糖質1.5~2g)その点からどうしても摂取してしまう量として1日30g以下と設定しております。
2、摂取カロリーのバランスは脂質70%、たんぱく質25%、糖質5%以下。
ケトジェニックダイエットではケトン体の代謝が重要になってきます。脂質はケトン体を作りやすいので脂質の割合を高める必要があります。ダイエット中は脂質摂取することに戸惑いがあるかと思いますが、思い切って脂質摂取するようにしましょう。
また、タンパク質を摂りすぎると、グルコースに変換されて血糖値を急上昇させてしまい、ケトジェニックとは逆の効果になってしまうので、たんぱく質の過剰摂取はケトジェニックダイエット中にも注意が必要です。
3、摂取カロリーは過度に制限する必要はありません。(女性1600~1800kcal/男性2000~2200kcal)
ケトジェニックダイエットでは脂質をエネルギー源にすることにより体脂肪が減るダイエット方法なので、過度にカロリーを制限する必要はありせん。
活動量により個人差はありますが女性1600~1800kcal/男性2000~2200kcalくらいは摂取しても問題ありません。結果、減量スピードが遅い場合は摂取カロリーを多少減らしいていくことになります。
上記3点がケトジェニッダイエットのポイントとなります。 通常個人差はありますが2週間~3週間程度で糖質が抜けケトン体質に切り替わります。
■ケトジェニックダイエットのメリットとデメリット
・メリット
1、痩せるのが早い
2、カロリーを過度に制限する必要がない
3、空腹感が少ない
・デメリット
1、食材が高価なので節約には向いていない
2、栄養成分の確認がめんどうで食べれるものに制限が多い
ケトジェニックダイエットのおすすめ食材

- 肉類、魚類
- 卵
- チーズ
- ナッツ類
- 葉野菜
- 糖質0のゼリー、飲料
ケトジェニックダイエットと相性抜群なのはMCTオイルです。MCTオイルとは中鎖脂肪酸だけを抽出したオイルです。中鎖脂肪酸は体内で分解されやすく、素早くエネルギーに変換されるという性質があるため、ケトジェニックダイエットに効果的です。コーヒーやサラダにかけるのがおすすめです。
ケトジェニックダイエットで食べてはいけない食材

- 米類、パン類、麺類
- 大豆製品
- 根野菜
- 果物
- トマト
- 調味料(みりん、ケチャップ、ソースなど)
- ドレッシング
他にも糖質を含む食材はたくさんあります。買う前に栄養成分を調べる癖付けをしましょう。
正しい知識でケトジェニックダイエットに取り組まないと逆に太る原因にもなりますので、ダイエットの方法としてケトジェニックダイエットを選択するのであれば、正しい知識のもとで食事管理しましょう。
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