Q,なんとなく健康に良いと思ってサプリメントを飲んでいますが効果あるんですか?
A,サプリメントは有効成分が1%未満で、あとの99%は添加物だったりします。
その有効成分も普通に食事をすれば摂れる程度のものです。
栄養素の原料として、中国人の人毛が使われていたり、アレルギーを発症する可能性があるなどの実態を持つものがあるのです。
また、価格に見合った効果が得られない、エビデンス(根拠)が希薄なものがほとんどです。
今回はサプリメントを飲んでいる現状に対しての疑問と、サプリメントの正体について解説していきます。
✔記事の信頼性
本記事は女性専用パーソナルトレーナーとして10年以上のキャリアがあるパーソナルジムRemake代表でもあり、国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定資格NSCA認定パーソナルトレーナー、日本ダイエット協会プロフェッショナルアドバイザーの資格を保持したトレーナーが書いております。
✔この記事を読むメリット
消費者としてある程度、正しい知識を身に付けることにより宣伝文句やイメージに騙されないようになり無駄な浪費が減ります。
Contents
■ サプリメントの闇

1,葉酸サプリについて
ここでは例としてメジャーブランドの葉酸サプリについて見ていきたいと思います。
葉酸は新しい細胞が作り出されるときに必要な栄養素で胎児の健康な発育に欠かせないため、厚生労働省もすべての妊娠可能な女性に葉酸の摂取を呼び掛けています。
その葉酸サプリの原材料表示はこうなっています。
乳酸、セルロース、ショ糖脂肪酸エステル、葉酸一錠0.3g
脂質7mg、炭水化物265mg、葉酸0.2mg
このように葉酸は割合にして約0.067%入っているに過ぎません。
葉酸のサプリといっても葉酸以外のものがほとんどなわけです。
では葉酸以外の99.93%は何なのか?
実はサプリメントは栄養素のみで作られているわけではありません。味を付けるための甘味料、日持ちを良くするための保存料、増量剤や成形のための賦形剤など様々な添加物が使われています。
このサプリメントの場合は添加物が99%以上使われているということになります。
これではお金を払って添加物の塊を買っているようなものですよね。
2,サプリメントは基礎代謝を下げる

そんな添加物が多いサプリメントですが、多くの添加物は肝臓に大きな負担をかけている可能性があります。
また、安いサプリメントには不純物が多くそれを処理するのも肝臓の役目なのです。
肝臓は基礎代謝の約21%を占めるので、肝機能が低下すると基礎代謝が下がり太りやすく痩せにくいということになります。
詳しくは痩せるための消費カロリーについてをご参照ください。
3,サプリメントの闇
今の日本でそんないい加減なサプリメントが売られているわけないと思うかもしれませんが、東京都が行った平成24年度健康食品試買調査によれば45品目中29品目、インターネット販売で購入した製品では80品目中78品目に不適正な表示や広告が見られたようです。
また、この調査は毎年行われているんですが毎回このような高い割合で製品表示や広告に法令違反、または違反疑いが出ています。
現在の日本国内にはサプリメント製造工場が4000~5000あり、この内GMPという医薬品レベルに準じた管理基準でサプリメントを製造している工場は120カ所程度と3%程度の割合しかありません。
これだけ認証を受けていな工場が少ない現実を見ると、信頼できるサプリメントを選ぶことがいかに難しいかがわかると思います。
そもそもサプリメントは医薬品ではなく食品扱いなので明確な基準がなく、エビデンスに乏しいものが多いのが現状です。
■ 飲みたくないサプリメント

ここではほんの一部ですが例として「飲みたくないサプリメント」と題してご紹介いたします。
また、その見分け方まで解説していきます。
1,アミノ酸サプリ
美肌、やせる、疲労回復などの効果を期待してアミノ酸サプリメントを飲んでいる方は多いのではないでしょうか?
実はこのサプリメントの原料が人毛かもしれないんです。
アミノ酸サプリメントの原産国と原料を確認したことはありますか?
原産国/中国、原材料/人毛と記載されているものがあるんです。
アミノ酸はたんぱく質を分解して作られます。通常は大豆などが原料に使われるのですが、安く原価を抑えるために人毛が原料になっている場合があるのです。
たしかに髪の毛はたんぱく質でできていますから分解すればアミノ酸になります。
サプリメントに人毛とか気持ちが悪いし不気味ですよね。
その他、人毛には微量の水銀やヒ素といった有害な物質が含まれています。
こうした視点から安価なアミノ酸サプリメントには注意が必要です。
2,ビタミンCサプリ
ビタミンCサプリの95%が中国製です。
中国にも優れた設備と管理体制で製造する工場はあります。
ただし一方では品質レベルの低い工場で製造されたサプリメントも存在しているのです。
安価なサプリメントに多いのですが、品質レベルが低いと純度が低い可能性が高いということなんです。
ビタミンを人工的に化学合成する場合、目的の栄養素だけでなくよく似た物質も一緒にできてしまいます。
これにより不純物が多いサプリメントの完成です。
この不純物が逆にビタミンの働きを阻害してしまうのです。
価格が高いからといって信用できるわけではありませんが、ひとつの判断材料として価格は利用できます。
3,合成原料と天然原料の見分け方
合成か天然かはパッケージの原材料表示で見分けることができます。
原材料表示の欄にビタミンC、ビタミンB1など栄養素の名称そのものが記載されている場合は合成原料です。
一方で天然の場合は原料表示に野菜や果物などの名称が記載されています。
しっかりと原材料表を確認して自分の目的に合ったサプリメントを選びましょう。
サプリメントを作る上で、添加物は必須ですが無駄に多いサプリメントには注意が必要です。
■ 健康になるにはどうしたらいいのか

ここまでサプリメントについてデメリットや闇についてお伝えしてきましたが、その上で健康になるのにはどうしたらいいのか?
健康になるためにサプリメントに頼っていたのにどうすればいいんだと思われた人もいると思います。
ここではサプリメントに頼らない健康の基本について解説していきます。
1,健康の基本
サプリメントに頼る前に、運動や食事を中心とした生活の改善を行っていただくことが基本です。
この記事は、ドクター専用サプリメントメーカーの代表、著者である田村忠司さんの「サプリメントの正体」を参考にしています。
そのサプリメントメーカーの代表である田村忠司さんが、運動や食事が面倒だからという理由でサプリメントを飲むのは絶対にやめてくださいと言っているのです。
サプリメントはあくまで補助であることを忘れないようにして下さい。
■ まとめ
普段の食事に気をつけたうえで、ほんの少しの上積みを期待して摂取するのがサプリメントを使用する正しい姿勢です。
「飲むだけで痩せる」「飲むだけで美肌効果」などは信用しない。
食べたら太るし、制限すれば痩せます。
まずは生活習慣や運動習慣を見直すことが大事だということです。
人体はブラックボックスなので「サプリメントで良い作用があった」と判断することは難しいです。
効果を実感できれば続ければいいのですが、食事から栄養摂取することが理想的です。
科学的根拠が乏しいものをものすごく効果があるように見せている商品が数多く見られるので、消費者としてある程度の知識はつけましょう!
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